サイエンスパークサミット2025 ~ 技術革新企業とともに描く日本のサイエンスパークビジョン

日本初のサイエンスパークであるかながわサイエンスパークと京都リサーチパークは、今年で設立35年を迎えます。これまで先端技術から新事業を創出する、地域産業のエコシステム構築を支える政策基盤として機能してまいりました。この度、全国のサイエンスパークを代表する入居企業による発表を通じて、今後のイノベーションの方向性やそれを支えるインフラのあり方を議論する「サイエンスパークサミット」を開催します。登壇企業とのビジネスマッチングも行いますので、ぜひご期待のうえ、ご参加ください。
開催概要
日 時 2025年8月1日(金) 14:00~17:15(13:30~受付開始)
会 場 京都リサーチパーク 1号館4階 サイエンスホール [map] *オンライン同時配信
主 催 京都リサーチパーク株式会社、株式会社ケイエスピー
後 援 京都府、京都市、ASTEM、京都産業21、神奈川県、川崎市、KISTEC、神奈川県立川崎図書館
協 賛 飛島ホールディングス株式会社、株式会社ミクロスソフトウエア
協 力 株式会社リヨンド、日本サイエンスパーク協会(JASPA)
参加費 無料 *要事前登録
プログラム
14:00 - 開会挨拶 株式会社ケイエスピー 代表取締役 窪田 規一
14:15 - 【 第1部 】
基調講演 「優等生集団から革新は生まれない ~ 脱・優等生のススメ ~」
一般社団法人鶴岡サイエンスパーク 慶應義塾大学 名誉教授 冨田 勝 氏
14:50 - トークセッション/Q&A 「日本のサイエンスパークのこれから」
15:15 - 休憩/併設展(京都試作ネットによる技術展示)
15:30 - 【 第2部 】サイエンスパーク関連企業ピッチ
・サンシード株式会社 代表取締役 桃井 秀幸 氏 けいはんな代表
・Veneno Technologies株式会社 代表取締役社長 吉川 寿徳 氏 つくば研究支援センター代表
・株式会社協同インターナショナル 代表取締役社長 池田 謙伸 氏 新川崎創造のもり&KSP代表
・フェルメクテス株式会社 代表取締役 大橋 由明 氏 鶴岡サイエンスパーク代表
・株式会社ピューズ 代表取締役副社長 宮下 泉 氏 京都リサーチパーク代表
17:10 - 閉会挨拶 京都リサーチパーク株式会社 代表取締役 浅野 貢男
* 会場来場者限定
17:30 - 全体ネットワーキング( - 18:30)
会期中は会場入口で併設展示を行います。
※申込方法 以下ボタンのリンク先(peatixフォーム)よりお申込みください
各ピッチ登壇者の概要
会社名・登壇者氏名 | 企業ご紹介 |
サンシード株式会社 |
1957年、東大阪で創業の食品容器と医療容器に特化したパッケージメーカー。2013年に本社を「けいはんな学研都市」に移転、複数の容器製造関連技術を開発。中でも、印刷済みのフィルムを金型に事前挿入し、成形と同時にフィルム一体化させて加飾容器を製造する特許技術「Roll to IML成形」では、フィルムの厚みを従来比の1/3まで削減することに成功。環境・コスト面で顧客に高く評価されている。また、製品の検査・梱包工程の自動化装置を自社開発、さらにAGVにより構内物流完全自動化、生産管理システムと品質管理システム自動連携システムの開発など、ハード・ソフトの両面で積極的にDXを推進。2022年よりものづくり企業のDX推進を支援するサービスを開始し、複数の企業と共同開発中。2024年「第9回ものづくり日本大賞優秀賞」受賞。 |
Veneno Technologies株式会社 代表取締役社長 吉川 寿徳 氏 つくば研究支援センター推薦 |
2020年に産業技術総合研究所(AIST)の技術シーズを基に設立されたディープテックスタートアップです。Disulfide-Rich Peptide(DRP)を活用した独自の製品開発プラットフォーム「Veneno Suite」を中心に、医薬・農薬・アニマルヘルス分野におけるオープンイノベーションを推進しています。膜タンパク質を標的とした新薬開発や環境負荷の少ない農薬・飼料添加物の開発を進め、製薬企業や化学メーカーとの共同研究を展開中です。技術アクセスフィーやライセンス契約等の収益構造を持ち、世界の健康と環境保全に貢献する製品創出を目指しています。2029年のIPOを目標に、グローバル市場での事業拡大を進めて参ります。 |
株式会社協同インターナショナル 代表取締役社長 池田 謙伸 氏 新川崎創造のもり&かながわサイエンスパーク推薦 |
1970年創業。半導体・食品・畜産酪農・環境・ライフサイエンスと幅広い業種を手掛ける。「今まで無かったモノ」「真似されないモノ」の販売を通してお客様にメリットを提供する事を企業理念とする。半導体の主要材料である「スパッタリングターゲット」や、日本の食文化に無かった「欧州の最高級生ハム」など、常に業界のパイオニアとして市場創出してきた。不透明さを増す世界情勢は、ボーダーレスカンパニーを標榜する当社にとって格好の活躍の場と考えており、これからも業種や国境などあらゆる壁を越えて既存の価値観に囚われないチャレンジを続け、社会貢献に努めていく。新川崎創造のもりに半導体製造拠点を保有し国内外の研究開発を支えている。 |
フェルメクテス株式会社 代表取締役 大橋 由明 氏 鶴岡サイエンスパーク推薦 |
発酵技術を活用した「発酵性タンパク質kin-pun」の製造・販売を目的として、2021年に山形県鶴岡市で設立されたバイオベンチャーです。鶴岡サイエンスパーク(TSP)を拠点に、慶應義塾大学先端生命科学研究所をはじめ、地域行政や地元企業と連携しながら、研究開発と事業展開を進めています。kin-punは、納豆菌由来の発酵性タンパク質であり、環境負荷が小さく、効率的に生産できることが特長です。食品原料としての利用にとどまらず、加工食品や新たなレシピの提案を通じて、持続可能なタンパク質摂取の選択肢を提供しています。また当社は、TSP発の上場ベンチャー企業との資本・事業提携を通じて、新たな地域エコシステムの構築にも取り組んでいます。加えて、内閣府の「地域産業創生プロジェクト」や地域企業との共同開発を通じて、技術革新と人材育成の両面から地方創生に取り組んでいます。 |
株式会社ピューズ 代表取締役副社長 宮下 泉 氏 京都リサーチパーク推薦 |
1981年の創立当初から電動モビリティの研究開発を続けている、日本のパイオニアです。今は街でよく見かける電気自動車も、1980年代は夢の乗り物でした。今ないものを当たり前にする、これがピューズの仕事です。何年、何十年先の未来を想像しながら研究開発を繰り返し、未来の当たり前になるものと日々向き合っています。電動モビリティ開発を通し、豊かで便利な暮らしを創造するだけでなく、低炭素化社会を実現し、サスティナブルな社会に貢献することが我々のミッションです。
2年前に大阪にあった営業所をKRPに移転して活動を始め、現在はラボとオフィスを構えています。5年後、10年後の事業化を念頭に、産学連携や産産連携を推進しながらイノベーションの創出を目指しています。 |
2024年04月21日 第3回東西サイエンスパークDAY 開催報告
2023年04月21日 第2回東西サイエンスパークDAY 開催報告
2022年04月20日 第1回東西サイエンスパークDAY 開催報告
2021年10月18日 京都リサーチパーク(株)、(株)ケイエスピー、(株)リヨンドで協定を締結