ビジネスアライアンス研究会

B2Bマーケティング実践講座「プラットフォームビジネス成功の鍵」開催報告

KSPでは「協業による新事業の創出」を目的としたビジネスアライアンス研究会を定期的に行っています。

 

その活動の一環として新規事業、新商品開発を担当している方を対象として、これからのBtoBビジネスの価値創出及び市場創出の視点や進め方を研究する「B2Bマーケティング実践講座」を開催しました。

 

第2回目となる今回は 新たな売り方モデルづくり ~プラットフォームビジネス成功の鍵~ と題して開催しました。

 

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新規事業としてプラットフォームビジネスを指向される企業が多いのですが、実際うまくいっている企業は非常に少ないのが現状です。

事例企業のipocaでは店頭小売情報のプラットフォーム「NEARLY」を構築し、その情報を様々なメディアと繋げることで急速に価値を高めています。

しかし、実はNEARLYを立ち上げる前に、「タッチャン」というガラケーのキャリアメールを使った来店促進サービスの事業化を行っていましたが、そのサービスはいくつかの原因でプラットフォームにならなかったのです。

その時の課題をうまく解決できたことが、NEARLYの成長の要因の一つと考えられます。では、「課題は何で」「どうやって解決していったのか」を具体的な事例のなかで語ってもらいました。

技術的には、コンテンツのアグリゲーション、他メディア・サービスとの連携などがあげられますが、これは作ればだれでもできる話で、明確な差別化にはなりません。

業界知識、人脈の豊富さ、顧客と一緒にサービスを作る姿勢、マーケティング戦略などが、普通のITスタートアップとは異なっており、その点が評価されているようです。

今後はサービスを実際に使う一般消費者向けの価値向上にフォーカスするとのことで、プロダクトのブラッシュアップを重要視しているとのことでした。

 

 

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2016年1月にはYahoo!との事業提携を発表し、いまは以下のような価値の実現を目指しています。(Yahoo!リリースより)

日本のアパレル用品の取扱高の9割以上は、「リアル店舗での購買」が占めています。
その理由は、「実際に見て、触って、試着をしてから買いたい」という消費者のニーズが高いからと言われています。
しかし、リアル店舗で欲しい商品を探すためには、実際に店舗まで出向き、棚から商品を探す必要があるため、インターネットに比べて「検索性」「一覧性」に欠けて、効率が悪い状況にあります。

一方、スマートフォンの普及により、街中で欲しい情報を検索するという新たな消費行動が生まれています。
例えば、外食であれば、消費者は食べたいものを検索し、ニーズとマッチした近くの飲食店を探すという行為が定着してきています。
しかし、小売りの店頭情報は網羅的なデータベースが存在していなかったためこれまで近くの店舗で売られている商品を検索することが難しい状況にありました。

そこで、独自のノウハウとテクノロジーで日本最大級・唯一の店頭情報データベースを持つipocaが運営するニアリと、Yahoo! JAPANが提供する日本最大級の地域情報サービス「Yahoo!ロコ」が連携することで、外食と同様に、近くの小売店舗の商品と消費者のニーズを街中でもマッチングさせる文化を目指します。

両社は今後、「リアルコマーステック」という「リアル店舗でのお買い物を根本的に変えるテクノロジー」のもと、双方が持つテクノロジーやデータベースなどを融合させ、リアル店舗でのお買い物をより楽しくする新しいサービスを展開してまいります。

 

ipocaの一之瀬社長には2年前にも研究会でプレゼンをしてもらったのですが、その時と比べると格段に自信と納得感がましていました。

また、経営者としての目線も上がってきており、足元の事業だけでなく社会を変えたいという意思が感じられました。

まだまだこれからの事業ですが、生活を豊かに便利にするサービスとして成長を支援していきたいと思います。

 

 

お申込、お問い合わせ

下記に会社名、部署名、氏名を明記の上、電子メールでお申込ください。

株式会社ケイエスピー インキュベート・投資事業部 (栗田、原田)
E-mail:k-forum@ksp.or.jp
http://www.ksp.co.jp/incubation/matching/
TEL: 044-819-2001 FAX: 044-819-2009
川崎市高津区坂戸3-2-1KSP西304