コラム

第2回事業アイディア説明会を開催しました

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第2回 事業アイディア説明会を開催しました!

ビジネスアライアンス研究会の一環として進めている「事業化支援プロジェクト」で、11月19日(水) 第2回目となる事業アイディア説明会を開催しました。

当日は、個人、会社の立場でアイディアをプレゼンする人が5名。サポーターとしてアイディアのブラッシュアップにご協力頂く方30名ほどで行いました。

 

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まずは、冒頭に今回のプロジェクトの概要と、本日の説明会の進め方について、10分ほどでご説明しました。

つづいて、事業アイディアの発表です。1人10分で事業の概要についてプレゼンして頂きました。デモ等は時間が足りずにできないので、この後のグループディスカッションで詳細を説明してもらうようにしています。

 

1.スマホを用いた簡易型スペクトルカメラの事業化 発表者:理化学研究所 中村さん

中村さんは、理化学研究所でタンパク解析の研究室に所属しています。現在、植物に含まれる成分を分析し、成育の制御に繋げる研究を行っているところ、「もっと安く簡単に植物の状況を判断する方法は無いか」との課題から、スマホを用いたスペクトルカメラを考え付いたそうです。

利用シーンは非常に多彩で、農業、食品、非破壊、真贋判定など、個人・法人ともいろいろな用途が広がりそうです。事業化するためには、更なる技術開発と用途の絞込が重要になるとのコメントが多かったと思います。

 

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2.SmartBOX「再配達ゼロプロジェクト」 発表者:TKコンサルティング 亀田さん

第1回目に続き、別のアイディアでのプレゼンです。亀田さんは現在、別の企業で役員をされていますが、今回は過去の事業経験を活かした、宅配事業者向けの留置きロッカーの事業アイディアです。

アイディアとしては理解でき、需要もあるように思われますか、どうやって実現していくかが課題といえます。また、関連する事業者が大企業なので事業化までの時間やハードルはかなり高いと言わざるをえません。コンビニ、物流関係の企業の方、本アイディアについてのヒアリングのご協力をお願いできないでしょうか。もしくはそういった人脈のあるかたご紹介ください。

 

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3.津波級地震・30分前に提供する「大津波確報サービス」 発表者:犬伏さん

大手電機メーカーを退職し、2015年1月に「みらい地震予測株式会社」の設立を予定しています。前職では、緊急地震速報サービスの開発に従事され、個人的にも地震予知/予測の実用化研究の分野で15年の経験があるそうです。本サービスは北海道大学 日置教授の地震予知理論を活用し、北海道大学との共同研究のもと開発中です。今後1年以内にサービスの商用化を目指すとのことです。

 

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4.タグシートとアンクレット型リーダを使った位置情報サービス 発表者:ゴビ 島田さん

株式会社ゴビは京都リサーチパークに入居するソフトウェア開発企業です。ウェアラブルRFIDリーダー「TECCO」を工場内でのピッキング用途で既に事業化しており、今回はインフラと協調した位置情報システムのアイディアです。点字ブロックに埋め込んだタグを、足に付けたリーダーで読み取ることにより、障害者の方に周囲の情報を的確に伝えます。まずは催事、屋内での利用を促進していきます。

 

 

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5.ランニング理論を応用した健康機器 発表者:NPO法人日本ランニング振興機構 有江さん

東海大学 体育学部 高野教授が代表を務める日本ランニング振興機構では、「日本人総アスリート計画」を掲げ、ランニングの普及を通じて子供から高齢者まで健康で活力に満ちた生活をおくれる社会を目指しています。ランニングアカデミー、ランニング指導者検定などの事業を行っています。

今回は、高野教授のアスリート、指導者としての経験から膝に負荷のかからない速筋トレーニング方法を考案しました。トレーニング器具としての商品化、事業化を目指したプレゼンテーションです。現在、商品化パートナー企業を募集中です。

 

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プレゼンが一巡した後は、グループに分かれてのディスカッションです。各自が興味のあるテーブルに集まり、30分程度のフリーディスカッションを3回行いました。

 

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今回は、かなり早期のアイディアが多かったのです。もう少し事前に検討してから、発表した方が良いとの指摘もある中で、非常に評価の高かったアイディアもありました。

一部ですが、参加者の方の意見をご紹介します。

色々な会社の方が、新しい技術やビジネスを求めて集まっている事が非常に面白い。違った観点のお話が非常に面白かった。

正直、かなり初期のアイデア発表が多かったので、直ぐにビジネスにするには遠いものが多かった。現状の市場分析や使われる側の状況を配慮したものが少ない。思いが先行してしまっている。もっと実業に携わる人間のアドバイスを受けてから、広くアドバイスを求めたら如何でしょうか?

自分のアイデアを市場の観点からみて客観的に分析する必要があります。そういう指導育成(=導き)が総じて必要かと思いました。こういった試みは大変意義のあることで継続的に行われることをお願いいたします。

キラリと光るいいプレゼンもあったかと思います。もう少し個々のブラッシュアップが必要かと思いました。

素晴らしい運営でした。これほど前向きに議論が出来る会は初めてでした。

事前の事業アイデアの項目を見た感じより、実際にプレゼンをお聞きし、発表者と意見交換をして事業の可能性を感じるアイデアが多かったと思う。

第1回に比べ各グループにファシリテーターを付けたのはいい方法だと思う。事前に発表者からディスカッションしたいポイント(例えば、サービスプランの商品性、収益性、ビジネスモデル、連携パートナーなど)をうかがっておき、それぞれのセッションで集中して意見交換するのはどうでしょうか。30分って意外に長そうで、話がいろいろなところに飛び火すると時間足らずで、まとまらないってことも出てくると思うので。

守秘義務についての問題があるかもしれませんが、事前に可能な限りもう少し技術的な説明があるとよかったと思います。

2回目のアイデア説明会でしたが、前回にもまして大変有意義な場でした。慣れてきたせいもあるのか、個別でのディスカッションは時間が短く感じました。もう少し、長く話ができるようにご配慮いただけるとありがたい。

事業化の検討に必要な項目に順番に話題を設定していただくと、事業化について全体的に検討できたのではないかと思いました。

 

ディスカッション終了後は、恒例の懇親会で盛り上がりました。

 

 

運営については、第1回のアンケート結果をもとに、ファシリテータの設置を行い、より多面的な議論になるよう交通整理を行ってみました。まだまだ、改善の余地がありそうです。

また、第1回でプレゼンで参加された方が、支援者側で参加されるなど立場を変えての参加もありました。いくつかのアイディアについては着実に事業化に進んでいるようです。

各アイディアについては、参加者とのパートナリングを進め、個別に打合せを行い、開発費の調達などの支援を行っていく予定です。

次回、第3回目の開催日時は未定ですが、プレゼンを希望する方を募集しています。ご応募はこちらからお願いします。

参加費は無料です。応募内容を検討の上、事務局から追ってご連絡をさせて頂きます。